減量(平成17年9月9日)

 別に私は明日死んでもいいつもりで今日を生きているのだが、出来れば死ぬ直前まで意識がある方がいい。突然死で朝起きなかったなんてのは、最高に楽な死に方なのだが、死ぬに際してはこの世にたーんと怨念を残して逝きたいので、そんな安楽死みたいなのはちょっと嫌だななんて思っている。突然死の一つの前段階の可能性として取り沙汰される睡眠時無呼吸症候群の自覚症状がある私としては、出来れば可能性を取り除いておきたい。なおかつ実際には当分生きている訳だから、こう昼間眠くて、脳細胞がジャンジャン壊れるんじゃそれもかなわない。イビキが凄すぎるのも困ったモノだ。

 睡眠時無呼吸症候群についてネットで検索するとたくさん出てくるが、極めて分かりやすく症状を描写しているところがあった。曰く、「肥満でいびきが大きく昼間の眠気が強い人が一番疑われます。イビキが中断し数十秒後に激しい息で呼吸が再開することを何度も繰り返すときは,この病気と考えてほぼ間違いがありません。また、睡眠時無呼吸の人は、非常に寝つきがよく、十分長い時間寝ているのに,ぐっすり眠った感じがしない、といった特徴があります」とある。ズバリそのものだ。このページには生活習慣の改善が大事だとして、お決まりの「肥満の解消」、「禁煙」、「飲酒を控える」のお題目が書いてある。元々そんなに酒を飲むわけではない(嘘だという声は私を誤解しているものである)、禁煙なんてとんでもない話なので、とりあえずは肥満の解消に取り組む事にした。7月末から8月頭頃に95kgの最長不当記録を達成した私は、その後も大体93kg程度で推移していた。そんな8月末、たまたま晩飯を食い損なったのをきっかけに、それじゃあ一丁、今日から減量に取り組むかと食事制限を始めた。過去に旅人お気楽極楽に、痛風の思わぬ副産物(平成13年12月12日)として書いているが、再び超低カロリー生活に入った。今回は目標付である。8月29日の夜絶食し、30日に宣言したのが、最初の1週間で5kg、次の3週間で5kg、年内にもう5kgで合計15kg減らし、78kgまで持っていく。

 最初の公約日である9月6日朝には88kgを達成した。その1週間はもう、おにぎり、パン、サラダの生活で、しかもよく噛んで食べる事を心掛けた。例えば昼飯におにぎり3個食べるとして、それを30分かけて食べるのだ。それでも最後の日あと1kg残してしまったので、最終兵器サウナにこもり、なんとかマニフェストを達成した。その日から2日程ご褒美と称して肉を食ってしまったので、5日経った今日でもまだ88kgだ。次の3週間が実質2週間で公約達成しなければばらなくなった。まあ、週に6日はこの超低カロリー生活をしていけば楽勝で達成出来るはずである。

 既にズボンがだぶつき、ベルトは余り、腕時計はくるくる回るようになってきた。毎日毎日トンカツ餃子トンカツ餃子の生活をしていたことを考えれば、今後、この大好物を1週1回に限っていけば、年内80kg割れはもはや確実と思える。あとは実行あるのみ。いかに欲望に打ち克つか、これからが勝負だ。元々出世欲や権力欲はなく、性欲が減退(これは睡眠時無呼吸症候群のせいかも)している今、食欲も制限していったら、そのうち仙人になってしまうかな?

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