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岡谷パークホテル ニューポート

 岡谷市には長野県に2店しかない産経専売店の1店がある。そのため、毎月最低1回以上は岡谷に泊まることになる。常宿は歴代担当と同じ岡谷パークホテルである。仕事上、取引先の所長と飲みに行くことはしょっちゅうだが、岡谷市はなにせ夜も10時になると真っ暗になってしまうような、飲み屋の少ない街である。たまにあってもご多分に洩れずフィリピンだ。そんなわけで、飲みに行ってもせいぜい居酒屋という生活をしていた。ホテルに泊まる度に目に留まる、1階のバー、ニューポートの1,000円券を使ってみようという気はまだ起きなかった。駐車場から見えるのに、入り口がどこにあるか分からなかったからである。

 ある日、その券を使ってみようと1階へ降りてみた。喫茶ラウンジの奥の奥にニューポートの入り口はあった。中に入ってみる。まあ、普通のカウンターバーである。とりあえず、券を出し、ショットで飲もうとしたが、一応システムを聞こうと思い、メニューをもらった。「げっ、ハーパー12,000円?えれえ高えな」とは思ったが、セット料金を聞いた。当時チーママの京子ちゃん曰く、「2,500円です」、「そりゃあ安いや、じゃあ、ボトル入れて。ハーパー」ということで、飲み始めたのだった。

 しばらく1人で飲んでると、もう1人の女の子ふみちゃんが、「ハーパーおいしそうですね」と言うので、「いいよ」と言うと、これが飲む飲む。連泊だったので翌日も飲みに行ったが、早々に2本目のボトルが入ってしまった。「てめえには、2度と俺のボトルは飲ませない」とふみちゃんに宣告したのは言うまでもない。

 さて、今でも月1回飲みに行っているが、この5月頃、まるまる2ヶ月行かなかったことがある。その間に前のママが辞め、京子ちゃんがママになっていたのと、セット料金大幅値下げが行われていたのだ。ホテル側としては、私のような宿泊客をバーに寄せたいらしい。とにかくこの店は、ホテルのバーなのに連日地元の常連のみなさんがカウンターを占拠している。それなら、メニュー作って各部屋に置けばいいと、さっそく私のパソコンを持ってきて、作り始めた。最初は京子ちゃんの写真を入れていたのだが、本人絶対嫌だというので仕方なく、店とホテルのロゴを入れた。そろそろ岡谷パークホテルの客室に置かれていることだろう。ここも長野担当やってる間は行くだろう。セット料金はなんと値下げして1,000円、ボトルは前述(いずれも税別)(平成12年8月)

TEL:0266-24-0100(ホテルフロントから呼び出し)

※追記 この紹介を書いてから5年の月日が経った。4年半前に私は長野を去ったが、今もニューポートは健在である。京子ママも相変わらずだ。だが、一つ変わったことがある。2年ちょい前から、京子ママが独立自営でニューポートを経営するようになっている。それまでは、経営はあくまで岡谷パークホテルで、京子ママは雇われママだった訳だが、今は所場代をホテルに払って自分でバーを経営している。ちなみに気になるお値段は、ボトルが入ってる場合のチャージが2,500円、焼酎いいちこのキープが3,500円、ショットで飲む場合はチャージ1,500円、いいちこなら500円だ。うーむ安い。(いずれも税別)(平成17年7月)

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