奥裾花自然園

 海外へ行くのもいいが、日本にはまだまだ素晴らしいところがたくさんある、というのが旅人の持論であるが、5月4日、長野県上水内(かみみのち)郡鬼無里(きなさ)村の一番奥にある水芭蕉で有名な奥裾花自然園に行って来た。裾花川という犀川=信濃川の支流の源流で雪解け水が怒濤のように流れる川を挟んだ峡谷の一番奥にあり、ブナの原生林とともに、7ha81万株の水芭蕉が咲く池と湿原が広がっている。

 旅人=晴れ男のため、この日もGW最高の快晴に恵まれ、水芭蕉よりもお目当てだった戸隠連峰の裏側をとくと拝むことが出来た。山梨の昇仙峡も良いが、奥裾花峡谷の切り立った岩肌も絶景である。まだまだ残雪がたっぷりあり、雪解け水が岩肌を滝のように流れ落ちている。

 肝心の水芭蕉は写真のようにまだ1分咲きで、なおかつ雪の中をノーマルシューズで歩かなければならなかったが、地元のテレビ、信毎等でそのことをさんざん宣伝してくれたため、渋滞が少なくて助かった。花より山の景色を見たい旅人としては最高の天気い最高の眺めで大満足。雪がなかったらこの絶景も半減であろうから、無理して長野市内から往復6時間の強行軍も素晴らしい景色で帳消し出来た。

 まだまだ長野県内だけでも行ってみたいところがたくさんあるが、日本国内に広げれば、見るべきところは無限にあり困ってしまう。(平成12年5月)

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