10分天気予報(平成20年12月17日)

この項は、夏の真っ盛りに書こうと思っていたのだが、気がついたら既にトップページに雪が降っている。
まあ、先日「ゲリラ雷雨」が流行語大賞に入選してウェザーニュースが代表受賞者になったことだし、まだまだ旬ということでよしとしよう。

「10分天気予報」はウェザーニュースが今年の梅雨時から始めた新たなサービスで、ウェザーニュース会員が、現在地の今後1時間の降雨予測を携帯サイトで受け取れるサービスである。
「10分天気予報」のサービスに入る条件は、自分の居るA地点の現在の天気を本部に通知する事だ。
ウェザーニュースは当然通常の気象観測をしているから、風向風速等で雲の動いていく方向から、A地点の雨はどの方向にどのくらいの速度で移動するかを予測することが出来る。
10分後は風下の某B地点で雨が降るということになり、B地点でサイトに入った人は私の報告した天気状況により、10分後にどんな雨が降るかの予測を受け取ることが出来る。
つまり私は、10分前の風上のC地点でどんな天気だったかを通知してくれた人のおかげで、現A地点の今後の天気が分かると言うことになる。
まさに天気の伝言ゲームだ。
雨の降り方や曇り方は、ポツポツ、パラパラ、サー、ザーザー、ゴーゴーなどの擬音で表現されており、ポツポツとパラパラはどう違うのか、感じ方によって違って来る。
しかし、そこは2百万近いモバイルサポーターを持つウェザーニュースの事、首都圏だけでも瞬間最大何万人という人がこのサービスに参加している時もあり、下手な内閣支持率の世論調査なんかより、はるかに統計的に信用出来る。

このサービスは、これまでにウェザーニュースがやって来た、桜開花情報など、いろんなサービスの集大成だし、件のゲリラ雷雨予報へとさらに進化していった。
モバイルインターネットの双方向性を最大限に発揮したアイデアであり、人をたくさん集めてインターネットで何が出来るかという最高に面白い見本である。

ウェザーニュースの経営理念は「Always WITH You!」、そして社是は「よく遊べ、たくさん遊べ」だそうだ。
「10分天気予報」を発案した奴は天才だなと、このサービスが始まった時思った。そして、半年が経過し、もはや当たり前に生活の一部になっている。
やっぱりインターネットは怖いね。

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