なぜ中越ばかり(平成19年7月18日)

 再び中越地方を大地震が襲った。柏崎を中心とする被災地の皆さんに心からお見舞い申し上げるとともに、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りします。

 柏崎と言えば、3年前の中越地震の際に何としても小千谷へ入るんだと十日町から長野を迂回して北陸道で行った時に降りたのが柏崎ICだった。2年前には高校訪問で柏崎高校にも行った。3ヶ月ほど前に明大プロ研の同窓会があったのだが、その20年ぶりの会合のきっかけとなったのが、柏崎高校出身の同級生の若過ぎる死だった。

 3年前の中越地震、今年3月の能登半島沖地震、そして今回の中越沖地震と、わずかの間に本当に狭い地域で3度も大きな地震があり、この地方の人々のつらさ苦しみはいかばかりかと思う。頑張って欲しい。ただその一言だ。

 それにしてもテレビ朝日の悪辣な偏向報道にはあきれた。フジと日テレとNHKは、即日現地入りした安倍首相が柏崎小学校で被災者を見舞っているシーンをきっちり放映していたが、テレ朝の報道ステーションは、安倍首相の動向を、現地入りして「柏崎刈羽原発へ」行ったことと、「首相の現地滞在時間は2時間49分」というテロップのみで報じた。あれだけ見た人には安倍首相が、まるで現地へ行って原発の状況だけ確認して、そそくさと立ち去った、あるいは選挙対策のアピールのため素早く現地入りしたという事実だけのために3時間弱のトンボ返りしたとしか見えないだろう。仮に選挙対策だとしても、余震で危険な現地に首相がわずか地震発生数時間後に入るなど、今まではまず考えられなかった。テレ朝の好きな社会党の「村山"阪神大震災何にもしなかった"総理大臣」に比べれば100万倍ましである。反自民のための情報操作に大地震を舞台装置としてさりげなく使うあたり、さすがテレビ朝日と褒めてやりたい。

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