仕方ない(平成18年7月23日)

 お気楽極楽Sを更新しなくなって久しい。書くこと(打つこと)が億劫になっているのは間違いない。世はブログ全盛時代を迎え、産経新聞社も各媒体サイトの他に新たにブログポータルサイトを立ち上げた。そこに記者や読者のブログを集結させ、ニュースに対する双方向メディアとして新たな試みをやっている。感想はただ一言、みなさん暇ですね、だ。もちろん暇だったら書けるかと言えばそうではない。職業で書いている訳ではないから、時間が必要なのと同時に書く動機が必要だ。新聞裏話や罵詈雑言を書いている時はその原動力の最大のものは怒りだった。そういえば、最近日常生活でも怒らなくなったような気がする。最近入った新入社員に部長が怒るところあまり見たことないですねと言われ、そりゃあおまえ幸せもんだよと飲み屋の与太話をしたばかりだ。なんか最近、怒っても仕方ないあきらめの境地に達している気がする。

 北朝鮮のミサイルに怒っても仕方ない、中国の内政干渉に怒っても仕方ない、アメリカの身勝手に怒っても仕方ない、日本代表がW杯1次リーグで敗退しても仕方ない、靖国の分祀論を平気で唱える政治家がいても潰してやろうと思わない、これだけ環境問題が深刻なのに未だにネクタイを全廃しない連中にもいちいち腹が立たない。最近日本という国に本当に絶望してしまっている。反日国家に迎合する亡国の徒が自民党にも民主党にもましてやマスコミにはウヨウヨいる。産経新聞も例外ではないかもしれない。そう考えると、もはやこの国の滅びへのカウントダウンは止めようがないように思われる。こうしたあきらめの境地が、ブログの更新を遅らせているのだろうか。安倍次期首相ほぼ確実という自民党の総裁選の情勢を見ると、あきらめるのはまだ早いような気がするが、なんか一瞬の内に潰されて、その後は反日迎合政治家の天下が来るような気がしてならない。

 ブログ、ブログと大騒ぎで日記を公開して、好き勝手言い合って、百家争鳴で大いに結構なのだが、他の人が代わりに怒ってくれるので、自分はもう怒らなくてもいいかなって気になってしまったのだろうか。本当は書きたいことはいっぱいあるのだが、書けと背中を押す声が湧き上がって来ないのだ。この8、9月いろいろなことがありそうである。もしかしたら、狂ったように更新を再開するかもしれないし、もはやこれまでと、旅人のほーむぺーじそのものも閉鎖してしまうかもしれない。どっちになるにしても、たかが個人のホームページ、誰のモノでもない自分のものだから、それはそれで仕方ない。

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