返上のダブルスタンダード(平成15年10月30日)

 トップページに書いているように、この2年間の産経取引返上問題と三社協定の事を全部書くときは当然この新聞裏話も最終回になるし、旅人のほーむぺーじも更新停止する。三社に対して文句を言いたい訳だが、産経新聞社のやり方にも問題がない訳ではないし、そのことも含めて書けば、担当員も産経新聞の社員も辞めなければいけないだろう。もしかしたら、人生も終末を迎える時かもしれない。

 それにしても不思議なのは某社の取引返上が何故神奈川県でばかり起こるかだ。もちろん理由は分かっているのだが、それは最終回に書くことであって、今書くべき主題ではない。私は湘南事件の時には当該地区担当ではないにもかかわらず、現地に延べ3週間駐在して店作りの現場監督をやっていた。その時はこれが返上のピークと考えていたものだったが、実際にはその後も返上は続いている。返上問題全般の事はいずれ最終回で書くが、何故我々神奈川県の担当だけがこんなに苦労しなければならないのかという不平を今日は書こうと思う。

 返上は全体で起きてるんじゃない神奈川県で起きてるんだ、と言いたい訳だが、店主交代があって新しく所長が来るときには産経は取り扱わないことになっているという。それはそれで構わないし、我々もただただ仕事として粛々と引き取って専売網を強化していくのみである。しかし、新しく所長が替わるといっても千葉県でも埼玉県でも所長交代はあり、産経を取り扱っている店もあるはずだが、神奈川以外でそういうケースで返上されたという例をこの半年に限っては聞かない。もちろん私のブロックでも引継に際してそのまま継続して取引してもらったケースはある。あの大騒ぎの7月に引き継いだのだから唯一の例外と言ってもいいかもしれない。しかし、返上は神奈川県で起きて、千葉や埼玉では起きないのである。これはまぎれもなくダブルスタンダードである。うちの神奈川県担当員団をいじめるだけでなく、是非とも千葉や埼玉や都内の担当員団にも苦労させてやって欲しいものだ。それらの地区では返上があって専売を打てれば確実に専売網が強化されるから苦労する担当連中も本望というものだろう。

 ちなみに現在我が社ではこちらから好き好んで戦争しかけて複合店から紙を取り上げて専売を打つという政策は採っていないし、今まで良好に取引関係を続けてきた所長さんとはこれからもさらに良好な取引関係を続けたいと願っている。親子であろうと子弟であろうとだ。神奈川県では良好な取引関係にある所長さんが新店を引き継ぐ際には取り引きしてもらえないことに某社の方では決まっているようだが、それでも現在取引頂いているお店については今後も良好に取引していきたいと願っているのである。

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