早稲田には永久に勝てない気がしてきた(平成16年12月5日)

 といっても、そもそも受験の偏差値をはじめとする学力では最初から負けているのだが、もちろんこれは80回目を迎えたラグビー早明戦の話である。今日は久しぶりにテレビでラグビー早明戦を見た。見たというか見ていられなかった。そもそも、フォワードの平均体重で早稲田の方が重いなんて、いつの間にそんなおかしな世の中になったのか。私が現役明大生で早明戦を国立に見に行っていた頃のフォワード平均体重は10kg近く差があった。そこで押す明治、しのぐ早稲田という面白みがあったのだが、フォワードも重い、伝統のバックスは健在というのではそりゃあ早稲田の圧勝になるでしょう。

 30点差。これが現在の差なのかもしれない。リーグ戦に最初大東大、続いて関東学院という突然変異のように現れた有力校のため、有望な高校生は分散する傾向にあり、北島御大という精神的支柱、巨大な金看板を失った明治にはかつてほど高校のスーパースターが入らないのかもしれない。それでも、高校日本代表または候補という選手がフィフティーンの内8人いるのだから、まだまだ捨てたモンじゃない。しかし、今日のゲームを見ていて、モールが押せない、スクラムが押せない、サイドが突破出来ないといった姿が目立ち、本当に見るに忍びない試合になってしまったものだと思った。かつてはトヨタの監督を務めた境監督も大変だなと思う。

 北島監督の死後、いろいろな事件が起きたことも影響しているかも知れない。かつて北島監督の下、長い間ヘッドコーチを勤め、コーチでありながら関東協会理事長まで務めた斉藤ォコーチが、自損事故なんかでラグビー界から引退していなければ、、、などと思ってもしょうがないのだが、やはりどこかで歯車が狂ってしまったような気がする。あと、5つで勝ち負け同数に追いつくと言うところまで来ていながら、この5連敗であっという間に元の木阿弥になってしまった。悲しいが今の状況ではこのまま私の目の黒いうちに早稲田に勝ち越すことはおろか、私の生きてる間は早稲田に勝てないのではないかと思ってしまう今日のゲームだった。

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