c旅人お気楽極楽 ニコニコ日記(平成15年10月13日)

 にこにこ・ぷんではない、ニコニコ日記だ。8月18日から10月2日までNHKの夜11時から15分ドラマでやっていた。この帯のドラマでは春先に酒井法子主演の「女将になります」にはまって以来なのだが、現実にはところどころで最終週以外ほとんど見ていない。再放送またはビデオ化されたら絶対ちゃんと見なくては。もし、28回全部録画してある人がいたら貸して下さい、お願い。さて、ニコニコ日記だが、木村佳乃扮する売れないシナリオライターが大女優の隠し子ニコちゃん(永井杏)を元付き人で出生の秘密を知る者として預かり、友達以上母親未満の共同生活を送る中で起こる様々な出来事を描いたドラマである。テレビで見るだけでも泣けるドラマだった。何と言ってもニコリン役の子役永井杏の演技が素晴らしい。久々に感動的な子役に会ったと思う、これからウォッチングしていきたい。

 ここまで気になると原作を読んでみたいというのが世の常だ。原作は集英社のコーラス連載、クイーンズ・コミックスで現在5巻まで刊行中の小沢真理原作の少女マンガ、おっとレディースコミックだ。マンガ喫茶で少女マンガコーナーから探す。生徒諸君にはまり、少女フレンド漬けになって以来の少女マンガかも。あっ、パタリロも少女マンガか。テレビも泣けたが原作は涙の大洪水だ。1〜5巻まで一気に読んだが、左手にハンカチが離せない。もう、次から次へと涙がボロボロ落ちてくる。途中でトイレに行って鏡を見たら、目が真っ赤に腫れていた。物語を見てこんなに涙を流したのは映画「フック」以来かもしれない。後はCXの「人にやさしく」でも結構涙を流したような。それにしてもテレビドラマというのは相変わらず原作のエッセンスを使って別のドラマに仕立て上げているものだなと思った。テレビでは放映出来ない部分もあるのだろうし、回数の都合もある、小鳥遊と高梨ではわかりづらいのもあるだろう。いずれにせよ、原作の方がかなり心に堪える話だ。フックもそうだが、親と離ればなれになった子供の物語を見ると涙が溢れてしまう。自分がやっている大悪行を反省しているからなのか、後ろめたいからか。だからといって、この大悪行を止めて、父親に返り咲くというわけではない。返り咲けるはずもないしその気も資格もない。今後改めてそうなろうという気もない。しかし、親と離ればなれの子供の話は私を泣かせるのである。半端じゃない涙を伴って。きっと死ぬまでこの大悪行の業からは逃れられない。これも運命と思ってこれからも泣き続けよう。

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