スーパー銭湯(平成15年8月13日)

 7月の仕事では10数年ぶりに銭湯にやっかいになった。辻堂駅北口から茅ヶ崎市にちょっと入ったところにある「浜の湯」という銭湯だったが、夕方7時頃行くと、そこそこお客さんが来ていた。銭湯の値段が400円になっているのに驚いたものだが、たまには銭湯もいいものだ。しかし、今流行のスーパー銭湯は、うちの近くの「若葉の湯」で入場料600円。サウナも露天風呂もあってこの価格では、普通の銭湯はたまったものではない。ちなみにビールも軽食もあるし、大広間もある。韓国アカスリやマッサージもあって、これでムービーシアターとかリクライニングシートの休憩室があれば、健康ランドそのものだ。健康ランドはといえば、だいたい安くても1500円、普通2000円強だから、スーパー銭湯はかなり割安といえる。長野に居たとき、篠ノ井に「信州健康村」という健康ランドがあり、若里に「ぷらっと」というスーパー銭湯があったのだが、「ぷらっと」は風呂上がりに休むところが少なくて、一回行ったっきりで行くのをやめてしまった経緯がある。でも、スナックのお姉ちゃん達は「ぷらっと」好きだったみたいで、よく日曜日に行くと言っていたっけ。私は、飲み過ぎて帰れなくなった時に、ホテル代わりに健康ランドの休憩室で寝ることが多いが、深夜割り増しがあって、結局は4000円近くなり、風呂に入って寝るだけならカプセルホテルの方がいいかなと思う。

 それにしてもスーパー銭湯とはよく言ったものだ。最近は既成の銭湯を改造したところが多いらしいが、この「若葉の湯」や「ぷらっと」は、明らかに新たに建設したところである。それだけ需要を見込んでのものなのだろうが、現に昨日は結構な数のお客さんが来ていた。特に親子三代で来ている人達が多く、5人とか6人とかで来てもこの値段なら十分おばあちゃんの年金で家族サービス出来る。おっと、近頃はとても年金もらうような年齢じゃないおばあちゃんが、若い父親母親と孫達を連れて来ている。これが健康ランドなら、飲んで食ったらあっという間に2万近くいってしまうが、スーパー銭湯なら1万以内で済む。実にリーズナブルだ。この「若葉の湯」、行く前にWEBで調べたところ、会員制を採っている。最初に入会金を200円払うと、入場が50円引きとかアカスリが500円引きとか、果ては軽食コーナーがことごとく20円引きとか会員にならなきゃ馬鹿みたいな設定になっている。アカスリ一回で元が十分取れるのだから、絶対会員になるわなあ。それでもって会員になったからにはやっぱりリピーターになるから、囲い込みも出来るし、実に上手い商売をしている。最初から会員価格を普通に設定して、一般価格はそれに若干上乗せしてやればいいのだから、みんな会員になっても全然損しないだろう。新聞もそういう方法が採れないだろうか。無理だな。禿げ鷹のような読者ばかりでは。

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