いきなりマイナス2.9になる訳ではないので既に今でもかなり明るいのだが、残念ながら、おとといまではほとんど雲が切れなかったため、見ることが出来なかった。そして今晩ついに火星とご対面となった訳だが、いつも夜空で一生懸命探す火星と違い、これなら視力ゼロコンマいくつの人でも容易に判断出来るだろう。間違いなく木星より明るく、最大離角の金星には及ばないまでも、シリウスよりはるかに明るい。(夏にシリウスが見られるかというなかれ。既に暁になっているとは言え、朝5時にはシリウスは昇って来る)
別に強烈な天文ファンではないのだが、しし座流星群の大出現も見られ、6万年ぶりの火星の大接近も見られ、結構幸せな天文人生ではあったと思える今日この頃である。これを見ないと死ねないというものが多い中、天文的にはもう十分かな、後はジャコビニ流星群だけだなと思う。ハレー彗星は見損なってもう無理だし。そうそう大事なことを忘れていた。私はまだ水星を肉眼で見たことがない。水星見なくちゃだな。