税務調査にも活用される旅人のほーむぺーじ(平成15年4月2日)

 恐るべき事実が発覚した。なんと税務調査の参考資料にこのHPが使われていたのだ。先日久々にフェニックスに行ったところ、2月に税務署が入ったという話になった。超赤字店のフェニックスが税金ごまかすも何もないのだが、なかよしコーポレーション全体の税務調査だというので、私は「そうか、フェニックスの赤字が大きすぎて、会社全体の税金対策か何かをしていると思われたんだろうな」と思った。そういえば、その頃ママから電話が来て、「昨年の○月×日にあんた来てるんだけど、その時Aさんていうお客さん来てた?」って聞かれたのだが、当然そんなこと知るかという世界だ。なにやら、伝票の日付とボトルの入った日付が合わないんだかなんだかよく分からないが、たまたま、その日に私が飲みに行っていたらしく先の質問となったようだ。で、そんなことはすっかり忘れてほぼ2ヶ月ぶりに行ったところ、どういう風に調査が入ったかいろいろ説明してくれた。新聞販売店でもよく税務調査は入るし、ビッグコミックオリジナルの壁際の税務官というマンガも時々読んでいるので、なるほどなるほどと思いながら聞いていた。

 調査に入る前に当然のことながら客として各店を見に来ていたそうで、フェニックスに関して言えば、最初から知っているのに夢の舟のトイレに貼ってあるポスターを見て、紹介してもらって来たように振る舞っていたそうだ。銀行、おしぼり業者、酒屋などを調べるのは当然のことなのだが、なんと、店についての予備知識を得るため、ホームページも見るそうだ。フェニックスには公式ホームページはないのだが、検索したところ、私のHPが引っかかって、詳しく読んでから来たそうだ。なにせ私のHPにはボトルの値段やセット料金も書いてあり、かつては押すな押すなの大盛況だったことまで書いてある。最近まで独立したフェニックス宣伝用のページもコンテンツとして持っていたから、税務署としてはありがたい資料だったことだろう。今は辞めてしまった女の子のことまでいつから働いていたとか聞いたそうだ。最近、宣伝用コンテンツの方は削除したのだが、これは別に税務調査が入ったからではなく、3月末で潰れるはずだったのに4月以降も存続することが決まったのと、女の子の名前をフルネームで書いていてばれたのがきっかけだ。しかし、あそこにはママの最近の写真と10年前の写真まで載っていたので、事前調査用にはさぞかし役に立ったことだと思う。私もお国のために役立てて幸せものである。

 それにしても、北は北海道から南は少なくとも福岡まで読者のいるこのHPも新聞業界だけでなく、税務署まで利用してくれるとは誠に恐ろしいことである。これでは、うっかり自社の内情など、たとえ伏せ字してでも書こうものならすぐさま首が飛ぶことだろう。くわばらくわばら、やっぱそういうことは宝くじでも当たって会社を辞めてからでないと危なくて書けないな。

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