ところが辺りにはビッグエコーともう1軒やはりDAMの店しかない。ミスチルを歌うならDAMの方がいいのだが、今日は拓郎の唄を歌いたいので、私はだめだと言った。そこでメンバーは考えた。女子高生なら知っているだろう。そして、通りすがりの女子高生にいい年したおじさんおばさんが寄ってたかってジョイサウンドのあるカラオケボックスの場所を聞いた。その女子高生達は怯えながらも気さくに教えてくれた。多分あの店ならあるだろうと。そこはタクシーで10分くらいのところ。行ってみて、HyperJOYののぼりを見たときにはさすが女子高生と感心したものだ。
ジョイサウンドのカラオケには拓郎の唄が1ページ半もある。感激したメンバーがそこで3時間にわたってマニアックな拓郎の唄を歌いまくったのは言うまでもない。最後は「アジアの片隅で」を全員で熱唱して終わったのだが、私のことを掲示板で声が超デカで一種の公害と言われているのはこのときのことなのだった。
通信カラオケもいろいろな業者があるが、見たところDAM一人勝ちのような感もある。しかし、拓郎に関してはジョイサウンドは他の追随を許さない。このようなことは他のアーティストでも各業者様々にあるだろう。拓郎の唄がいっぱいあるというのでわざわざタクシー2台で乗り付けるおじさんおばさんもいるということは、やはり差別化の勝利かもしれない。最新のヒット曲などどこでも一緒なのだから、こういうことで差別化して是非それぞれの業者に頑張って欲しい。しかし、一番いいカラオケボックスはやはり全機種から曲を引っ張っている「パセラ」のような所に違いない。それが近くにないから苦労したのだ。次は是非とも東京のパセラでやりましょう。