首が据わってない(平成15年1月10日)

 年末最後のお気楽極楽で、あの渋滞はどこにいったと書いたのに、年が明けたらしっかり渋滞が復活していた。年始は休みが2日延びたのだから、より分散効果が現れるはずだったが、所詮は放射状に出ていく帰省と一点に向かって集中してくる帰京じゃ条件が違った訳だ。その渋滞の中を約7時間かけて東北から車を運転して帰ってきて、そのまま10数時間に及ぶ徹マンに突入した。そこまでは首尾よく運んだ訳だがその後がいけなかった。その後寝て起きた時、首の頸椎のあたりに妙に違和感があった。特別痛いとか言うわけではなく、何となく違和感がある感じだったのだが、その違和感を取り払おうと首を縦横に運動させ、後ろ手で揉んだりしていたら、だんだん痛くなってきて、仕舞には吐き気はするわ、首が左右に全く回らなくなるわの大騒ぎとなってしまった。吐き気もすることだし、まるでむち打ちのような状態なので、翌日朝一番で慈恵医大に行くことにした。その晩は寝るのにもえらいことだったし、悪寒がして全身がぶるぶる震え、よっぽど救急車を呼ぼうかと思ったくらいだった。そうした絶望的な状況の中で朝一番に慈恵医大に行き、整形外科で診察を受けた。去年の7月にも、もっと軽い症状だったが同じところで首の診察を受けていたので、まだカルテが残っている。「また、首ですか。首が弱いのかな」などと医者に言われながら、首を押したり曲げたりして「ここ痛いですか」などと聞かれ、腕がしびれてないかどうか(しびれてなかった)聞かれた後、お決まりのレントゲンとなった。頸椎を4方向から撮って、その写真を見ながら解説を受けた。そう言えば前の時も言われたのだが、私の頸椎は、普通の人と違う反り方をしているのだそうだ。通常は後ろに向かって反っており、その上に頭蓋骨が乗っていてバランスがとれているのだが、私の場合は前に向かって反っている、いわば猫背(猫首か)状態なのだそうだ。こうなると首と頭が非常に不安定な状態になり首筋を痛めやすいのだそうだ。で、結局の所、どうって事ないという診断になり、筋弛緩剤と消炎鎮痛剤を飲み、湿布をして様子をみることになった。そのまま放っておくと苦しいし、湿布がはがれてしまうので包帯を巻くことにした。首に包帯を巻いて会社の中を歩いていると一躍人気者である。みんなどうしたのかと聞いてくる。結局は寝違えのようなものだからそう答えていたのだが、頸椎の反り方の話も極力していた。するとある女の子が、「それって首が据わってないってことですよね」と言った。じゃあおれは赤ん坊かよ。う〜む、でもそうなのかもしれない。首が据わってないから、年中首、肩が凝るし、痛めることが多いのかもしれない。今の痛みが治まったら、リハビリで頸椎の逆反りを少しずつ治そうと思う。

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