旅人のほーむぺーじは商用サイト?(平成14年4月26日)

 先日、旅人新聞裏話で見出し人間の話をした。吉田拓郎の唄「ひらひら」の歌詞に出てくる言葉なので、せっかくだから、JASRACに歌詞掲載の許諾を受け、使用料を払って(ちなみに1曲年1200円)でも、全文掲載しようと思った。JASRACの許諾専用ページJ−TACTで申し込みをし、プリントアウトした申込書をJASRACに郵送して、返答のメールを楽しみに待っていた。そして今日、待ちに待った返信メールが来た。メールは冒頭、次のように述べている。

"・・・非商用配信の申込書でお申し込みいただいておりますが、・・・新聞購読の申し込みが直接できるの理由から商用配信の区分となるため、申し訳ございませんが、今回以後郵送いただいた申込書では手続きを進めることができません。"

 げっ、なんかヤバそう。メールはさらに続く

"・・・個人であっても事業に関わるホームページなどでの音楽のご利用は、楽曲を特定の企業や商品、事業とイメージ付ける「広告目的の利用」となる蓋然性が高いご利用形態となっています。"

おいおい、広告利用?見出し人間の語源を明らかにするために、唄の内容を知ってもらいたいだけなのに。うーむ、困った。広告目的となると、直接権利者(この場合はユイ音楽出版)の許諾を得ないといけない。うーむ、どうしよう、面倒くさいな。ユイにメール出すか、それとも、JASRACの次の条件を呑むか、どうしよう。JASRACはこう言う、

"・・・ご利用をお控えいただくか、ホームページの内容から会社・事業の紹介や記述などを除く、などのご対応をいただきますようお願い申しあげます。"

会社・事業の紹介や記述などを除くって言ったって、申し込みフォームを削るくらいならどうってことないけど、産経新聞と私や新聞裏話は、このサイトの重要なコンテンツであり、言うとおりにするなら、このサイト自体の存立が危うい。仕方ない、歌詞掲載は諦めよう。

 ということで、「ひらひら」の歌詞は掲載を断念することにした。このHPの性質を個人であっても事業に関わるホームページである蓋然性が高いと、オフィシャルに認定されてしまったのだから今後とも、JASRAC許諾の歌詞は載せられない訳だ。まあ、確かに新聞購読申込が出来るということは優れて商業性の高いサイトと言われても仕方ない。しかし、会社・事業の紹介と言われても、自分のやっている仕事を書いているだけのつもりなので、企業イメージと結びついた広告利用と言われるのは、どうもピンと来ないのだ。まあ、つまらないことなので、JASRACとケンカする気はないが、どうもすっきりしない。アクセス数が欲しくておもしろおかしく書いていると言われるのも癪だから、バナー広告も取っていないのに、商用サイトまがいとはなんともやりきれない気持ちだ。(本当のことを言うと、バリュークリックには2回断られた)こうなったら、産経新聞の宣伝してるサイトってことで、会社に金もらわなきゃいけないかな。

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