気力は体力をどこまでカバー出来るんだろう(平成14年3月29日)

 今年になって愕然としたことがある。なんと、数え40歳になってしまったのだ。5月の誕生日で39歳というのはともかく、"かぞえしじゅう"、う〜む。卒倒しそうだ。不惑というにはほど遠い精神年齢なのだが、身体の方は確実に衰えている。20代の頃は徹夜などへっちゃらだったのだが、今や翌日動けない状態だ。1ヶ月ほど前に、この項で、"出力120%で突っ走って、太く短く生きよう"と書いたばかりなのだが、体力の衰えにどうやって打ち克って行くかが最大の課題になってきたようだ。

 先月もまともに休んでいなかったが、今月も気がつくと日曜はやたらと出ている。通常の仕事の他、チラシ撒きに、見本紙駅頭配布なんかも加わって、東京に居た期間が長く、現地の仕事が無理を承知の日程になってしまった。ジプシーはきついな。当初組んだ予定が変更になるなんてのは毎月の事だが、それでも、普段はない1日300kmコースなんてのは、1年前まで長野で毎月やっていたのにもう出来ないのだろうか。いや、その日は出来るのだが、翌日に響く。今月はそれで、大ポカを2回もやってしまった。以前に比べれば酒なんか全然飲んでないに等しいのだが、いつの間にか身体を動かすのがつらくなっていた。

 年末のぷらいべえとの悪夢で体重が10kgも減り、ただでさえ体力が落ちているところに来て、このハードな毎日。しかし、仕事はしたい。追いかけられるのは嫌だし、問題は解決したい。絶対負けないぞという気力と知力と話力でなんとかしようと、もがきあがいている今日この頃だ。これは会社そのものにも言えるのかも知れないが、大東亜戦争時の日本のようだ。週休二日の連中のことをうらやましいと思ったことなどなかったのだが、最近は、人間休息をとらなければ能力を発揮出来ないと言う事が実感出来るようになってきた。35歳を越えた頃からこんな感じを持っていたのだが、数え40の声を聞いて、ますますくたびれるようになり、最近では雨が降ると担当員を辞めたくなる。でも翌日晴れるともう頑張っちゃうんだから人間面白い。

 精神力だけでは戦争に勝てない事は、先の大戦で実証済みなのだが、やはり、多少の体力ダウンは気力でカバーしなければ。しかし、寝てしまったら、起きるのは気力では起きられない。昔は大事なことがあるときは勝手に目が覚めたものだが、毎日が大事なことになってしまうと、身体のリズムだけが頼りだ。気力は体力をカバー出来ない。というより、体力あっての気力だな。やっぱ、ホームページの更新なんかやってちゃいけないって事だ。

 結論。体力を気力でカバーする前に、余計なことやってないで早く寝ろ。

旅人お気楽極楽のトップへ

旅人のほーむぺーじ トップへ