交通事故は偶然の積み重ねで起こる(平成13年8月22日)

 お気楽(で取り上げる題材)じゃないぞと、ことり氏にこらこら,と怒られてしまったが、なんとか免取の最悪の事態だけは回避出来た。さらにおやぶんからもその後は・・・・と尋ねられているが、今回の最大のネックは私が前歴2回の2点免停5点取消という状態であったことにある。警察の見解では今回の事故は軽傷軽責任で4点の人身事故だということだった。普通なら、この結果を受け入れ、素直に4点貰って、後は保険屋に任せて終わりである。しかし、私は4点くれば免停150日、もう1点何か付けば即免取という執行猶予中の身である。保険代理店(=うちの関連会社)の担当者に泣きついたところ、人身扱いをはずして、任意は物損だけ、人身の治療費は自賠の加害者請求でという風になればなんとかなるのではないか、但しそれには被害者の協力が必要、とのことだった。そこで私は被害者宅に謝罪に訪れた際、無理を承知で頼み込んだところ、OKしてもらい、警察に一緒に行ってもらって、診断書を取り下げてもらった。結果はもう少しいい形になったのだが、それはここには書けない。

 さて、警察からの帰り、台風の中、もう一度事故現場に行ってみた。ある仮説を検証するために。ある仮説とは、以前に知人が私に言ったことである。曰く「交通事故っていうのは例えば10個なら10個の原因があって、それが一つでも欠ければ起こらないんですよ」ということだ。

 今回の事故でいうと私の視点から見ても、下記のような原因が存在する。

とりあえず、13個の原因を挙げたが、これらのうち一つでも欠けていればこの事故は起こらなかったか、すんでの所で回避出来たはずなのである。例えば、現場が50km制限でなく、40km制限であったなら、私はもっとゆっくり走っていたはず、何故なら、とにかく今は捕まる訳にはいかず、スピードを出していないから。あるいは、被害者がもっと右に寄っていれば、発見が早く、ブレーキとハンドルで回避出来たかもしれない、、等々である。しかし、残念なことにこれら全ての条件が重なり、不幸にして事故は起こり、両当事者と周辺の人々も含め多大なる迷惑をした。但し、完全に私に非がある原因がいくつかあり、それさえ欠ければ事故は無かったのだから、責任逃れは出来ない。しかし、私も含め全てのドライバーが完璧に道路交通しているわけではなく、そう考えると、実は皆、事故と紙一重のところで運転しているのではないか。その恐怖を持って運転しなければと改めて自戒した次第である。

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