久々に拓郎のつま恋を聞いて(平成13年8月14日)

 16年前の夏といえば、日航機墜落事故のあった年だが、その年7月、私は吉田拓郎の自身3度目のオールナイトライブ「ワン・ラスト・ナイトinつま恋」に参加した。違法なのだがその時、夜7時から朝4時過ぎまでのコンサートの模様をテープに録っていた。夏休みを利用して久々に聞いているのだが、改めて驚くのは、当時39才(今の私と1才違い)の拓郎のパワフルな歌、多彩なゲストと取り巻くミュージシャンの音楽的レベル、集まっている客(私も含めた)の熱さ等々である。それにしても1曲が長い。今MDに落としながら聞いているのだが、90分テープを74分MDにダビングするとかなりのロスが出る。

 まあ、今聞いても苦笑するのは、私の大声での「タクロー」コールと一緒に唄う声、周囲の歓声である。今、拓郎のコンサートは随分おとなしくなってしまったが、あの当時は当たり前のように大騒ぎしていたものである。あるいは男の比率が7割を超えるコンサートだから余計に強烈なのかもしれない。先日ミスチルの野外コンサートに行ったが、女7割のコンサートはやっぱり雰囲気が違う。

 野外コンサートの醍醐味はその開放性にあると思うのだが、あのつま恋という場所は本当にそれにピッタリだ。休憩をはさんで9時間半、ミュージシャンも我々もテンションを保ち続けられたのは、野外と言うことが大きいと思う。ドームや武道館で10時間なんて狂ってしまうだろう。  いやあ、野外オールナイトライブって本当にいいですね。

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