2年振りのミスチル(平成13年2月3日)

 一昨年5月以来のMr.Childrenのコンサートを観るため、埼玉スーパーアリーナに出かけて来た。今回のライブはアルバム「Q」が地味なだけあって、全体に地味な印象を受けたが、大好きな「everybody goes」もやったし、「Q」の中の好きな曲もちゃんとやってくれたので、乗り乗りで帰って来れた。桜井の個人的な考え方なのか、プロデューサーの小林武史の考え方なのか、ミスチルの社会派系の唄が大好きだ。若い姉ちゃん達は、初期のラブソングの方がいいと言うけれど。

 その若いねえちゃんだが、5年前に初めて行った時は95%が女子高生という感があった。今は下からあまりファンが増えないので、平均年齢も上がり、男も2割くらいになって、37才のおじさんでも多少恥ずかしくない程度まで客層が変わってきた。5年前には、ほんとにガキばっかりで「抱きしめたい」なんかやった日にゃ、それこそ会場が黄色い歓声で地響きするくらいだったのに、なんかおばさんばっかりになって、妙に落ち着いた雰囲気でもあった。2年前の代々木の時はここまで落ち着いてなかったな。

 それにしても、埼玉スーパーアリーナはすり鉢型の会場なのに音が回らなくていい。2階スタンドだったが、同位置の武道館や東京ドームじゃ、とんでもない音になってたんじゃないか。天井に吸音材でも適度に貼ってあるのか、ロックコンサート用に使うことを充分意識して設計されているようだ。照明も天井に数ヶ所ピンスポ用のブースがあるし。

 大宮から1駅なので、新幹線で来る人にもありがたい。帰りの新幹線には会場で配ってた袋を持った人がいっぱい長野まで帰っていた。長野の場合、大宮発の終電が10時34分だから、時間を気にせずに楽しめる。北関東や南東北、信越の人にも充分利用出来る、立地的にも最高のホールだ。収容人員もステージ潰しても3万人近く入るし、素晴らしいコンサート会場が出来たものだ。

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