祝・安倍幹事長誕生と書こうと思ったら、祝・小池大臣誕生だった(平成15年9月22日)

 北朝鮮拉致問題に最も真剣に取り組んでいる安倍晋三氏が自民党幹事長になり、喜び勇んでリンクのトップにお奨めサイトとしてあべ晋三のホームページを載せて、さあ、安倍幹事長について書こうと思っていたら、今日の組閣ではもっと驚天動地の人事が行われた。我らが小池百合子先生の入閣である。環境大臣ではなく、外務大臣ならきっとテレビの前で万歳していたと思うのだが、現外務大臣も環境大臣から横滑りしたので、何かあればその目もあるなということで満足としよう。そして、拉致議連の副会長である小池先生の他に、今回は拉致議連の会長である中川昭一代議士が経済産業大臣として入閣した。前拉致議連会長の石破茂防衛庁長官は留任。拉致問題で最もイニシアチブをとってきた議員さん達が続々と入閣し、安倍氏は自民党の実質トップ、まさしく川口外相=外務省包囲網を敷いたと言える。拉致問題の解決に向かってこれらの方々には是非とも頑張って欲しい。北朝鮮の正規代理人=国賊野中広務の政界引退と共に喜ばしいことである。77歳の売国奴が引退し、久しく見たことのない平均年齢60歳を切る内閣と49歳の自民党幹事長、この素晴らしい体制を僅か1ヶ月半程で潰してしまったら日本の将来はない。来る総選挙で自民党が負けてしまえばこの空前の内閣も水泡と帰してしまう。今回だけは何が何でも自民党に勝ってもらわねばと思う。政権交代している時ではない。

 さて、ここのところ、小泉訪朝1周年からか、各テレビ局が拉致問題を取り上げるドキュメンタリーあるいはドラマを放映している。フジテレビが放映した、産経の阿部記者、共産党元国会議員秘書の兵本氏、朝日放送の石高プロデューサーのドキュメンタリードラマはよかった。あの悪夢のようなキム・ヘギョン・インタビューの汚名をそそいで余りあるものだった。それに引き替え日曜日のNHKのあれは一体なんだ。全編、拉致被害者は家族と離れ離れで可哀想だから、北へ戻って一緒に暮らせばいいのに、というか、そもそも帰ってこない方が幸せだったかのようなトーンに貫かれていた。そこには、20数年間も日本で声を枯らして、涙を枯らして待ち続けた家族の視点はなかった。日テレがやったドキュメンタリーの方がはるかにそういう視点で描かれていた。NHKは未だに北朝鮮の拉致を認めたくないのだろうか。全く反省していない。恐るべき放送局である。

 何はともあれ、小池大臣誕生だ。20数年前、日テレの世相講談で竹村健一氏のアシスタントとして活躍していた時からのファンなのだが、渡り鳥などという悪口は気にせず、次回改造で是非外相に横滑りされるよう最大限の期待をしたい。いやあ、日本の未来はまた少し明るくなった。

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