偉大なる将軍様の下、朝鮮半島の統一を(平成15年4月30日)

 ついに北朝鮮が事実上の核保有宣言をした。イラクにはあそこまでやったのだから、アメリカにはますます頑張って欲しいものだ。核実験もして見せてくれるらしいが、北朝鮮が核実験するとすれば、基本的には日本海(おっと東海ってか?)に違いない。しかし、国民を飢餓に追いやって平然としている政権だから、意外と国内で地下核実験なんかやってくれちゃったりするかもしれない。北のチキンレースは今に始まったことではない。過去に無数の煮え湯を飲まされて来た今度こそ、北に煮え湯=金王朝の崩壊=を飲ます時が来たのだ。まずは、この核実験の阻止から全ては始まるだろう。大体日本海だの朝鮮半島だので核実験されるとなれば、日本だけでなく、韓国もロシアも中国も当事者である。いよいよアメリカには頼っていられない状況が日本の目の前に現れた。アメリカは必ず強硬路線で行くだろう。イラクの状況を目の当たりにした金正日としてはアメリカの軍事介入を招くことが自分の死を意味することは身に染みて分かっただろうから、必ず中露韓を取り込みにかかるだろう。そこで融和政策を採れば、それこそ北の思うつぼだ。核実験をしようとすれば先制攻撃があり得ることをアメリカにははっきりと表明して欲しい。

 それにしても怖いのは韓国だ。盧武鉉政権を誕生させてしまった韓国の386世代は、北の謀略に乗りやすい。先の大統領選挙で盧武鉉を大統領にしたのはインターネットだと言われているが、北朝鮮もしくは韓国内の北朝鮮エージェントが煽ったと何で言えないだろう。私はそもそも金大中は北朝鮮シンパ、盧武鉉は北のスパイではないかと疑っている。今回南北閣僚級会談で、韓国側が北の核放棄を要求したのは当然であるが、会談の直前に情報院長官に親北派の元弁護士を国会の反対を押し切って起用するなど、韓国政府自体がどんどん北に傾いていっているのもまぎれもない事実である。このことを考えるとダイハード2を思い出してしまう。空港ジャックした南米の麻薬王とテロリストを逮捕しに向かう特殊部隊全体がその仲間だったという話であるが、これを思い出すと、南北会談も出来レースに見えてしまう。

 元来、私のイメージの中では朝鮮半島の統一とは豊かな南が貧しい北を呑み込むというものだった。北がどんなに軍事力を強化しようと結局は南の経済力に勝てない。朴正煕政権以来、まさかの金大中政権まで、ずっとそう思っていた。しかし、今や同一民族という隠れ蓑に名を借りた、北による思想浸透はすっかり完成したように思える。北の核は朝鮮民族の核だなどという恐ろしい論理(つまり、これは対日軍事力ということだ)も横行し始めたようである。主権在民の韓国民がなぜ主権在金正日の北にシンパシーを感じるのか、全くどうかしている。本来なら韓国が北の可哀想な民衆を解放しなければならないのに、このままでは金正日が核の力と同一民族という誘惑で南を奴隷にする日も来るかも知れない。おそるべきは言論の自由のない一糸乱れぬ独裁国家であり、精神的に弱い自由民主主義体制は内部から崩壊し、奴隷の平和を甘受することになるだろう。その時日本は迷わず再軍備核武装しなければ、オオカミに狙われる次の羊になってしまうだろう。反米なんてやっている暇はない。

旅人罵詈雑言のトップへ

旅人のほーむぺーじ トップへ