サダム・フセイン強制改廃(平成15年3月29日)

 いよいよブッシュによるサダム・フセインの強制改廃が始まった。始まるまでが長かったが、始まったからには終わりは見えている。次は北朝鮮。アメリカには頑張って欲しいものだ。フセインの悪口を言うと舌を切られるというような恐怖政治が終わり、イラクの人々が奴隷の平和ではない、自由な社会で生きられるようになることを望む。どうしても戦争は嫌だ、奴隷の平和でもいいという人達にはイラク政府の滞在費負担で、戦略施設の人間の盾に成りに行って欲しいものだったが、もうビザが出ないみたいで残念だ。子供達を守るために来たといっても、イラク政府はきっと言う、「子供達はそれ自体人間の盾だから大丈夫です、どうか戦略施設とフセイン大統領を守って下さい」と。現実にバスラでは市外に脱出しようとした住民を迫撃砲で攻撃している。毎晩テレビに映るバグダッド市内の車が行き来している様子を見ると、普通戦争なら夜間外出禁止令だとか灯火管制とかあるはずなのにそんな気配が見えない。まさしく500万バグダッド市民を人間の盾にしようとしているとしか思えない。民間人の犠牲を最小限に留めなければならない(戦争なんだから仕方ないのに)米軍の苦悩が見えるようだ。

 ドイツは違うかもしれないが、フランスもロシアも別に反戦を叫んでる訳ではない。自分たちの石油利権を守りたいだけだ。アメリカが石油の為に戦争していると反戦デモの連中が言うなら、フランスやロシアは自分らの利権を守るために自国民を抑圧する独裁政権を守ろうとしているのだから、その罪はより重い。シラクが平和の旗手?とんでもない、イラクに原子炉を売ったのはズバリ当時の首相シラクなのだから。しかし、イラクがBC兵器を使えばその偽善も終わる、全ての罪状を覆い隠すため、積極的にこの戦争に介入し、真っ先に証拠隠滅に走るだろう。

 専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会だというならばイランはともかく、イラクにも北朝鮮にも制裁が必要なのは言うまでもない。強制改廃に中途半端はありえないし、もしイラク戦争が半端に停戦などしたら北朝鮮への見せしめにもならない。北朝鮮の瀬戸際戦略を止めさせ、韓国民の甘い幻想をうち砕き、日本人の平和ボケから目を覚まさせるためにもこの改廃作業は完璧に成功させて欲しい。

旅人罵詈雑言のトップへ

旅人のほーむぺーじ トップへ