日中友好なんていらない(平成14年5月8日)

 周知のように、訪中した公明党の神崎代表に江沢民が、小泉首相の靖国参拝は絶対に許せないと言ったらしい。それに対して、神崎は、公明党はA級戦犯の合祀されている靖国神社を首相が参拝することに反対であるとご機嫌伺いしてきたらしい。一方産経にしか出なかったと思うので誰も知らないと思われるが、サンフランシスコで中国総領事が日本は日中戦争で3500万人をホロコーストし、南京で6週間に30万人殺すなどの残虐行為を行ったと述べ、さらに、日本政府がこのことについて口頭でも法的にも謝罪を一切拒否し、賠償支払いも拒否したと述べたらしい。(5月5日付産経)きっと、産経やSAPIOの読者でなければ、中国の外交官がアメリカでこんな発言をしていることなど知りもしないだろう。中国は95年までは日中戦争の犠牲者について2100万人の死傷者としてきたが、その後、3500万の死傷者になり、ついに死者だけで3500万だ。日本が抗議あるいは反証しないでいると、そのうち1億人殺されたとか言いかねない。人数もさることながら、謝罪も賠償もしていないという発言に至っては完全に嘘である。

 私は元々、”中国人は嘘つき”説論者だが、その根拠はこういったところから来ている。日本人は口で謝るだけで、心からの謝罪をしていない言うならともかく、一切謝罪していないなどとよくも言えたものだ。こうした嘘は何故吐かれるのか。それはひとえに日本を世界から孤立化させ、中国に屈服させることが、外交上の利益にかなうからだ。中国の連中は口を開けば、日中友好日中友好と念仏のように唱え、友好という言葉に逆らえない日本人は中国のご機嫌伺いばかりしている。日本人は相手の機嫌を損ねることが友好を損ね、相手を好きになることが友好につながると思っているが、どうも中国人は逆らしい。中国の教科書では日本について、戦前の侵略の歴史しか書かれておらず、それも例によって政府発表の誇大な数字を交えた、日本人の残虐性ばかりとりあげ、戦後の、それこそ日中友好については全くと言っていいほど書かれていないと言う。日中友好のお題目を唱えながら、国民には日本人を嫌いになるように刷り込みをする。これは一体何なのか。中国共産党が圧政への不満をそらし、国内統治を維持するためには、敵が必要だからだ。必要以上に日本への憎悪を煽り、内政干渉を繰り返し、日本に屈従を強いるような国と、どうして土下座外交を繰り返さなければならないのか。我々がやるべきことはそうした、真の日中友好の敵である、中国共産党の打倒である。南京大虐殺の真実も、中共が倒れ、民主的な政府が樹立された後に、日中共同で行えば、自ずと明らかになるだろう。そのためには、中共にいつまでも土下座していてはいけない。迂回融資されて、手柄だけ中国に取られるようなODAは即刻止めるべきだ。摩擦を恐れず、中共に毅然とした態度で臨むべきだ。中共が倒れるまで、日中友好なんていらない。

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