野中広務はやっぱりおかしい(平成14年4月17日)

 武力攻撃事態平和安全確保関連法案(いわゆる有事関連法案)がようやく閣議決定され、国会に上程されることになった。不備だらけで、お話にならない法案という見方もあるが、始めの一歩としてはなんとしても今国会で成立させて欲しいものだ。中谷防衛庁長官が言うように本来50年前にあるべき法律であって、未だにやれ戦争への道だの、軍靴の音が聞こえるだの大騒ぎする連中の方がおかしい。

 さて、大騒ぎはともかく、あれやこれやと難癖つけて、なんとか先送りしてしまおうとする勢力が自民党の中にもいる。今回のスキャンダル辞職がなければ、加藤紘一なんかもその一人だったのだろうが、一人減っていてよかった。そして、最大の敵が野中広務である。現在中国詣中のこの売国政治家は、景気対策をだしにして、有事法案は慎重審議をとか性急すぎるなどと寝言をほざいている。景気対策も大事だが、国防の問題は同様に大事であり、しかも、遅すぎるくらいの問題である。このおっさんは権力欲だけで自民党にいるが中身の思想信条は社民党っていう感じがしてならない。そう、自民党の皮をかぶった男土井たか子っていうところか。子分の鈴木宗男も売国奴のような奴だが、まだまだ許せる。有事法制慎重論をわざわざ中国でぶちあげるなど、北京に気に入られようとしているとしか思えない。北朝鮮への米支援に固執するなど、いったいどこの国の政治家かと思うことばかりのおっさんだ。

 こんなのが、危うく総理大臣になりかけたかと思うとぞっとする。対北朝鮮、対中国、戦争責任問題と実に首尾一貫していてすがすがしいほどだが、なんかおかしい。なんであんなに気を遣うんだ?社民党ならともかく、仮にも自民党の政治家であそこまで北べったり、中共べったりだと、やはり、大金をもらってるか、女をあてがわれて弱み握られてるかじゃないのかと勘ぐりたくなる。

 そうそう、この人にはもう一つあった。郵政族のドンとしての顔だ。結局は自分の権力の源泉となるものに擦り寄り、利用できるだけ利用するということか。自分さえよければ国なんかどうなってもいいという売国政治家の典型のようなこの男を選挙で落とす方法はないものか。

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