小泉首相の靖国参拝は日本の生命線(平成13年8月10日)

 いよいよ8月15日が目前に迫ってきた。小泉首相が靖国神社を参拝するか否かが、今最も注目されている世相の話題だ。今日も首相と与党3幹事長が会談し、公明保守両党の幹事長が参拝に反対したという。野田幹事長のお膝元の保守党から小池百合子代議士が首相の靖国参拝を支持する国会議員の会の副会長として参加しているというのに。まあ、それはさておき、首相は参拝するのかどうか。私は必ずしてくれると信じているが、もししなかったら、小泉首相の政治生命は終わりである。

 小泉首相が自民党総裁選に出馬したときの大きな公約の一つが終戦記念日の靖国参拝だった。もう一つは言わずと知れた構造改革だ。靖国参拝を断念したとすれば、周囲の反対によって公約を実行できなかったという前例を残すことになる。つまり構造改革反対勢力を勢いづかせることになるのだ。前途多難無理難題の構造改革を目の前に、首相が自身の決断一つ、いわば身一つで出来る公約さえ実行出来ないとなれば、つまりは小泉の実行力はゼロということになり、国民の信頼も失うだろうし、世論の後押しのないただの少数派政権と言うことになってしまう。後世、あれが改革の最後のチャンスだったのにと言われるようなことはして欲しくない。8月15日には小泉首相は断固として粛々と靖国神社を参拝して欲しいものだ。

 外交的に言っても、今回そして来年再来年と粛々と参拝すれば、もう中国も韓国も何も言わなくなる。大事なことは、中韓にカードを渡さないことだ。例えば中国に対し、いつまでも負い目を背負う必要がいったいあるのかどうか。米中の軍用機接触事件の時に、中国は何と言ったか。南シナ海での偵察活動を止めろと言ったのだ。領海領空侵犯ならともかく、公海上での活動も止めろというのは、この海は俺の海だと言っているに等しい。明快な覇権の主張である。中国はもはや被侵略国ではない。いつまでもこんな国に謝り続けるのは、恐喝に屈しているのと同じだ。今後毅然とした態度で対中外交に臨むためにも、何が何でも小泉首相には靖国神社をお参りして欲しい。

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