今こそ対中ODAの休止を(平成13年7月13日)

 2008年オリンピック開催地が、北京に決まった。西側がボイコットしたモスクワ五輪を除けば、共産圏で行われる事実上初めてのオリンピックである。アフガン侵攻の前例もあり、これで台湾武力併合は2008年以降まで延期されたと言っていいだろう。

 さて、その台湾武力併合の選択肢を全く捨てていない軍国主義国家中国だが、日本の教科書問題や靖国問題では、日本軍国主義復活と言って非難する。しかし、これは政治的な駆け引きの材料であって、その度に中国に弱腰の外務省や自民党政治家の手でODAが増やされて来た。

 対中ODAは中国を経済的に発展させることによって、改革開放路線を促進しようという意味合いもあるのだが、中国側では戦争賠償としか受け取っていないから、援助などとは露ほども思っていない。例えば、北京の地下鉄は日本のODAで作られたものだが、誰も知らない。そして、その地下鉄を一つの例に、北京はこれだけ発展している、オリンピックを開催するのに十分な基盤整備がなされていると言って結果的にオリンピック開催を勝ち取ってしまった。まあ、2008年7月には世界中から中国の民主化を求める連中が押し掛けるだろうから、中国もそれまでに少しは変わっておかないと大変な目に遭うだろう。

 日本では、よほどのことで無い限り、死ねば敵も味方も悪も正義もなく、皆"かみほとけ"であるが、中国や韓国のような儒教国家では、敵は死んでも敵であり、敵に打ち勝てば、その墓を暴き、陵辱を加えるのはごく自然なことである。従って、いつまで謝っても、どんなに誠心誠意謝っても、賠償金をいくら払っても許しはしない。日本という国がなくなるか、日本人が地球から消滅するまで中国は日本を許しはしないのである。大体、本来戦争とは善と悪がするものではなく、外交の一手段である。いい加減、日本も謝り続けるのは止めたらいい。そもそも、文化が違うのだ。日本人は"謝る=水に流す"文化であるのに対し、中国には水に流すなんてことはなく、先祖まで遡って陵辱する文化なのだから。

 せっかく中国もオリンピックを開催出来るまでの経済大国になったのだから、中国の面子を重んじて援助なんてものはやめたらどうか。20年間で6兆円も注ぎ込んで一つも感謝されず、日本企業が泥沼の中国経済にはまりこむもとを作っているだけなのだから。

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