ハッピーマンデーと外国人参政権(平成13年5月19日)

 ハッピーマンデーという休日がある。本来なんらかの意味があったはずの祝日を、連休を増やす目的でその月の第○月曜日に設定したもので、現在は成人の日と体育の日がそうなっている。敬老の日なんかもいずれそうするつもりらしいが、我々のように日曜祝日関係ない商売の人間にとってはありがた迷惑そのものである。それはいいとして、体育の日などは、晴れの特異日ということで東京オリンピックの開会式が行われ、それを記念して制定された祝日だったのに、ただの10月の休日にされてしまった。そんなに休日が増やしたければ、3月3日を早く祝日にすべきだし、連休を増やしたいなら、4月28日の講和記念日を祝日にすればいい。(但し、4月28日なんか休みにされた日にゃ、我々は非常に困るのだが)

 いったい、ハッピーマンデーなんて誰が考えたのか。官僚か?学者か?どう考えても政治家が人気取りのために考えたとしか思えない。口では余暇が増えて経済効果が上がるなどと言うが、働かない日を増やして勤勉だけが取り柄だった日本を怠け者国家に改造していくだけなのではないか。

 定住外国人地方参政権問題もそうである。仮にも国民主権国家を名乗るなら、主権の行使とは何をもってするか分かっているはずである。国籍のないものは国民ではない。税金を納めているという理屈は、普通選挙の否定である。直ちに納税者のみの選挙権に改めるべきだ。自治体はあくまで日本の一部であって、別の組織ではない。戦前は日本国籍だったが日本の敗戦で韓国籍なり朝鮮籍になり、国籍取得要件が厳しくて日本国籍を取得するのが面倒で、さりとて祖国には帰れずというのがいわゆる定住外国人である。しかし、彼らは日本人として暮らしており、国会議員をやっている朝鮮総連幹部はともかく、日本国籍をとった方が有利な人も多いはずである。これは差別とは別問題で、まず、国籍取得要件を緩和し、国籍をとるかとらないかを選択させるべきなのだ。日本国籍があれば自動的に参政権を得るし、祖国の国籍は捨てられないというのなら、通常来日している一般の外国人と同じ資格に甘んじてもらうべきである。

 今回非常に解せないのは、自由党が賛成していること。小沢氏は既に党で決めたことだからと言っているが、一般の自由党員にもおかしいと思っている人は多い。そう考えると、創価学会の人達は大半が賛成しているのだろうか。聞いてみたいものだ。

旅人罵詈雑言のトップへ

旅人のほーむぺーじ トップへ